シフォンケーキは突然に。
どうも、マコトです。
2020年11月、シフォンケーキを焼こうと思いました。
ナオの誕生日用に作ってみたいと思ったのか、気まぐれだったのか、とにかく焼こうと思ったんです。
ナオが送ってくれたレシピはこちら。「ほぼ日刊イトイ新聞」の中のページ。作り方も丁寧に書いてあって、動画もついている。我が家の砂糖はキビ砂糖、油は米油を使ってます。
【第1回】すべてはここからはじまった(2020/11/22)
第1回、と書いたけど、こんなに続けるとは自分でも思ってなくて。次の週の誕生日ケーキに向けての練習のつもりでした(ちなみにこの記事を書き始めたのは第10回が終わってから)。はじめてのシフォンケーキ…とにかくバタバタでした。手際の悪さよ。。
とりあえず準備。記念撮影。

すべての工程がぎこちない進行で、参考レシピ動画の3倍は時間かかりつつ、なんとか焼くところまでいけました。ワインボトルに逆さにする時の、シフォンのしぼむ速さにビビった。
出来上がりは…

な、なんでやー!おもてたんとちがーう。
めっちゃ溝できたんですけど(「底上げ」というらしい)。どうやら、卵黄側もメレンゲ側も混ぜるのが足りなかったようです。そのほか、オーブンの温度とか、焼く前にトンと落とすとか…いろいろ課題もありそう。
気を取り直してカットしてみた。

この芸術的なエグれっぷり。いままで食べてきたシフォンケーキじゃない。底(焼いてる時は上側だけど)もなんか生地が溜まってる感じ。後日振り返って思えば、この時の溝が一番キレイで二度と再現できない(そこか)。
「誕生日にシフォンケーキを焼いてみる」という本番に向けて、練習練習。
【第2回】バースデーシフォンケーキ ~溝は埋めるもの~(2020/11/29)
前日に、卵と生クリームとイチゴを購入。誕生日ケーキなので、もう一種類くらいフルーツ買えばよかったです。
前週の反省を活かして、
・卵黄と卵白はきっちり分ける
・卵白は冷凍庫にいれておく
・卵黄と油はしっかり混ぜる
・メレンゲ命
・焼けたら速攻逆さにする
…などなど、ブツブツ言いながらスタート。2回目からはメレンゲ作りだけじゃなく、卵黄を混ぜる時も油がきっちり混ざりきるようにミキサーを使うことにしました。
さて、焼き上がりはいかに…うまくいったかな?

な、なんでやー!!(デジャブ)
まさかの!前回よりも下手くそに!謎の溝が健在すぎる!なぜか生地が「のの字」に偏ってる。卵白を少し冷凍庫に入れておいたらメレンゲはかなりイイ感じになったのに…焼きが足りない気もする。。(これはまた来週も?とこの時に続ける気になった)。
原因のひとつは、まだまだメレンゲの混ぜが足りなかったみたい。10数年使っているオーブンレンジの温度も、本当に正しい余熱になってるのか怪しい…
とはいえ今回は「誕生日ケーキ」なので…

しっかり溝は埋めました!ハッピーバースデー。
あ、イチゴが沈んでいく・・・。
【第3回】型があっても、型通りにならないのが人生。シフォンの溝は心の溝である(2020/12/6)
「毎週焼いてみたら面白いかな」と謎のスイッチが入ったら、謎の迷言がでてきました。
卵黄が混ぜ終わったあたりで、余熱するのを忘れている安定のスタート。

予想に反して、今まで一番膨らんでます!これは成功なのでは??
30分焼きあがったら、速攻ひっくり返す。しぼんできたけど、まだ大丈夫。

冷めたところで取り出してみる。ナイフでグルっと…

な、なんでやーーーー! いやマジで。
3度目の正直、と思いきや切ったら今までで一番空洞。溝どころか、崩壊してる。メレンゲはいい感じだったから卵黄のほうかな…。初回のほうが全然キレイ(なタイヤのホイール)じゃないか。。

これ、ワイの知ってるシフォンケーキじゃない…。側面もほぼ崩してしまった(これはナイフの入れ方にも問題あったかも。ギザギザやってしまったので)。
ちなみに、味はおいしいです。ベーキングパウダーは使ってないから柔らかいし。
しかしながら、求めるのは、カタチ!
【第4回】シフォンか、それ以外か(202012/13)
ローランド的な迷言。つまり、ロー卵ド(しつこい)。ひとつひとつ問題を解決すべく、強力な相棒をお迎えしました。「TANITAのオーブン温度計」。300度まで計れます。

早速、余熱を計ってみることに。どれどれ。オーブンは170度で「ピーピー」と教えてくれるんですが、温度計は・・・100度あたりを指している!え?全然低い!ここから上がっていくにしても、どちらにしろ170度にはなってなさそう。失敗は温度が原因だったのか!
うちのオーブンレンジはだいぶ古いし、生地を流し込んだ型を入れるタイミングで庫内の温度は下がるので、少し高めに設定していこう。これで底上げが解消できれば御の字。
前回よりは卵黄もメレンゲも気を付けたつもり…焼いてみよう…

今回もだいぶ膨らんできました。が、膨らんできても、ぬか喜びしなくなりました。シフォンの道ははるか遠い。てか、膨らみすぎじゃね???

今回は、こ、焦げた…。もはや、ガンダムかなにかにでてきそうなバズーカ砲みたいになってる。型から取り出してみよう。

な、な、な、なんでやーーーーーーーー!
右上とか、吹っ飛ばされてる。バズーカのせいか。がっつり溝ってる部分と、溝のない部分とあるし…。
卵白は冷凍庫いれた… 卵黄と油はかなり混ぜた… 砂糖も小分けにいれた… 温度管理もちゃんとやった…メレンゲもしっかりツノらせた… 竹串でジグザグもやった… 焼く前のトンもした… オーブンの温度もキープした… ランチの和風パスタも美味しくできた… ヘラの混ぜ方がいけないのか?
やばい、想定外すぎる。今回はさすがにヘコみました。
今までで一番美味しい。でも今までで一番崩れた。 涙。

さすがにね、4回やったらなんとかなるだろうと思ったら、波打ってる砂漠やん。遥かなるジャーニーの入口に立ってるやん。でも美味しい。いや、求めているのはカタチなのだよ!
一瞬オーブン買い替えようと思ったけど、もう少し頑張る。何か原因があるはず。あるはず…。
次回の対応&検討事項としては、
・豆乳を温める
・メレンゲをもうちょい粘る
・天板も余熱するor天板無し?
・庫内の温度調整をもっとちゃんと見る
・型から外す時のナイフの入れ方を変える(ギザギザやらずに、型側に刃を立ててグイっとグルーっとやる)
メレンゲを固くすると、型に流し込んだ際に隙間が埋まりきってなくて、トンと1回落とすだけじゃ足りないのでは…うーん、正解が分からない。
【第5回】果てしない あの溝の彼方に 私をつれていって その手を離さないでね(2020/12/19)
SPEED的なはじまりで、レッツ・シフォンヌ!(ヘコみからは回復した様子)

始める前はノリノリだったのに、やっぱり4週連続で失敗してますからね、変なプレッシャーで緊張したのか(チキンハート)準備の手際は悪すぎ。5回目だけどレシピをいったりきたり。

卵黄と卵白に分ける作業はだいぶ慣れてきました。長年これは絶対できないと思ってだけど、意外とコツをつかめば簡単だった。卵を割ったらひょいひょいひょいっと。
今回は、今まで以上に卵黄と油を混ぜーの、メレンゲをほんとにしっかりツノらせーの、型に流し込んで大穴あかないように竹串でグルグルして、…いざオーブン。

なんだか今回は全然膨らまない。温度計でばっちり170度キープしたのに、どの工程でやっちまったのか…。 メレンゲは一番よくできたと思うけど、卵黄のほうがバタバタだったからかなぁ。 クリスマスケーキはいつもどおりお店で買ってくるか…。

ひっくり返して、ワインボトルに刺して、冷まし終えた。 全然膨らまなかったけど… 型から外してみる。ん?お??おおお? 壁が崩れずにキレイに切れたし。これは成功したか?

ぬおおおおおお。 今まで一番溝ない! (一部しか)底上げしてない!
途中の手際悪すぎて、工程もやや雑だったから、どこを直せばいいのかは分からないけど、とりあえず今のところ一番シフォンケーキっぽい!(結構興奮しました)
いや待て。ここでぬか喜びしてはいけない。中に空洞があるかもしれない。

おそるおそる切ってみたところ…大きな空洞も空いてなかったです。小さな気泡はメレンゲが混ざり切ってないところらしい。レシピによってはそのほうが柔らかいからヨシと書いてあるのでそこまで気にするのはやめておこう。全体的にあまり膨らまなかったですが。下のほうに生地がたまっているのはなんとか改善したいなあ。
味はいつも通り美味しい。 同じ食材、同じ道具、同じ環境で、毎回こんなに違うのって面白い。
ちなみに、焼いたシフォンは切り分けてタッパーに。3日くらいはおやつになります。
シフォンの道は長く険しい…
いやー、シフォンケーキ作り、奥が深い。奥が深いよ。
もしよかったら、第6回~第10回の激闘の記録もどうぞ・・・↓
コメント
楽しそうやなぁ、シフォン作り
是非ともシフォン専門店を出すところまで、奮闘してほしい。