2024.10.31 訪問
ベーカリー紹介
品川区・西大井にある新しいベーカリー「テンパーニュ(tempagne)」。
“長野・東信のカルチャーを東京・西大井に”と、2024年10月31日オープンしたばかりのお店。農薬•化学肥料を使わずに育てた信州の全粒粉で、原始的なハード系パンを焼いています。
有名なパン屋の店主を数多く育てあげている、「ブーランジェリードリアン」の元で修行、クラウドファンディングで開店準備資金の一部を調達したという店主さん。前職は会社員で、世界47カ国の旅もされたとか。長野で小麦をご自分で栽培していたりと、とても興味深い方です。
テンパーニュのオープンを知ったのは、以前ご紹介した北鎌倉「カイユー(Cailloux)」のInstagram。プレオープンに訪れたことをストーリーを見て。以前カイユーに伺った時に店主さんが好きなパンの話をしてくれたので、きっと系統が同じじゃないかと思い、ぜひ食べてみたい!とオープン初日に訪問しました。
場所はJR西大井駅から徒歩4〜5分ほど。三間通りの「二葉三丁目進和会」という商店街にあります。白い建物、上にはテンパーニュの四角い看板。
開店時間前の1番乗り。シャッターが閉まっていると「Panasonic シライデンキ」と書かれたままになっています(ご実家をリノベーションしたようです)。
お店の内装はご家族でDIYで作っていて、ホームページにその様子が掲載されていました。入ってみると何となくそんな雰囲気も感じます。
一本の木でできている厚い板を乗せたカウンター。その上に素朴でゴツめのパンが並んでいます。5種類のパン、カンパーニュの大きさは3種類。ハチミツやペーストも販売していました。
カンパーニュを切り分ける店主の白井さん。
パンのレビュー
店主さんにおススメを伺って3点購入。テイクアウトしました。うーん、袋が重い!ワクワクします。
カンパーニュ ½
テンパーニュの代表作。フランスの伝統的な製法で作った田舎パン。ライ麦入りでほのかな酸味があり、合わせる食材の良さが引き立つ。
まずはそのまま。酸っぱい香りは控えめだけど噛みしめていくと、じわじわクリアな酸味が口の中に広がります。少しもっちりした生地は弾力もあり。小麦や酵母の味が濃い!ここからどのように熟されていくのかが楽しみです。次はテンパーニュオススメの霧吹きをかけてフライパンで焼く方法を試してみよう。
ブリオッシュ ½
全粒粉100%。バターの香りがたっていて、全粒粉の粒の食感も楽しい。フィナンシェのような味に近い感じもあるのに粗い生地、頭がなんだかいい意味で混乱します。ほっこりした甜菜糖の甘みで何もつけずにムシャムシャいけます。うまい。
サワードゥ スコーン
パン種だけで膨らませているヴィーガンスコーン。
これは絶品!ずっしり重く目が詰まった生地。世間的には甘くないと言われそうですが、食べ進めていくとほのかな甘みを感じます。おいしい。滋味深く、食べ応え満点。
まとめ
写真を見ると全部茶色。華やかさはないけれどそれぞれ味も違って、自然の恵みをじっくりと味わうような、リッチな時間を過ごせるパンでした。
instagramを覗いてみると、自然や素材のこだわりと、人との触れ合いを大事にしているのがよくわかる投稿がたくさん。サワードゥスコーン、リピしたいし、ライ麦パンも食べてみたいなぁ。
またひとつ好きなパン屋さんが増えてうれしいです。
ps. 店名のテンパーニュ、店主さんが天然パーマだからなのかな?
ごちそうさまでした。
- カンパーニュ½ 880円
- ブリオッシュ コンプレ½ 880円
- サワードゥ スコーン 320円
※税込・来店時の価格です
(ナオ)
テンパーニュ(tempagne)
住所:東京都品川区二葉3-28-1
営業時間:木金 12:00~17:00 土 11:00~16:00
定休日:日・月・火・水 (SNSにて要確認)
https://tempagne.com/
https://www.instagram.com/tempagne_/
※記事公開時点の情報です。最新の営業時間・定休日などは来店前にご確認ください
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