【吉祥寺】「ダンディゾン」上品なパンが並ぶ静かな地下ギャラリー(武蔵野市)

2025.5.25 訪問

ベーカリー紹介

吉祥寺にあるベーカリー「ダンディゾンDans Dix ans)」を訪れました。2002年のオープン以来、多くのパン好きに愛されてきたお店です。

吉祥寺駅

吉祥寺に到着。JR各線、京王井の頭線が乗り入れる駅周辺は、非常に活気がありました。

ダンディゾン(吉祥寺)

吉祥寺駅から北へ10分ほど歩いた住宅街の一角。1階はアパレルショップの白い建物。パン屋らしき看板は出ていません。

ダンディゾン(吉祥寺)

階段を下って地下へ。

ダンディゾン(吉祥寺)

広がっていたのは、まるでギャラリーのように静かな空間。白で統一された店内、スタッフのみなさんも白。パンはショーケースに丁寧に並べられています。ガラスの仕切りの奥に、厨房がよく見える作り。

パンのレビュー

今回は、食パン含めて3点選んでみました。

BE20

主な材料は、北海道産小麦100%、北海道よつ葉バター20%、水。シンプルな材料で構成された食パンです。ひと口食べると、ふわっと軽やかな口当たりとともに、バターの香りが広がります。じゅわっと感というよりも、じんわりとしたコク。塩気は控えめで、やさしい味わい。

焼かずにそのままでももちろんおいしいのですが、トーストすると、より香り豊かに。毎日食べても飽きのこない食パンだと感じました。

ダンディゾン(吉祥寺)

ダンディゾンの食パンは独特な名付け。今回購入してみた「BE20」の他に、バター30%+牛乳の「BL30」や、オリーブオイル入りの「OE15」などがラインナップ。食べ比べてみたくなりますね。

クルスティヨン

「クルスティヨン」という聞き慣れない名前のパン。ブリオッシュのようなバターリッチな生地に、底の角砂糖がカリッと焼き上がった甘いパン。

小ぶりなキューブ状で、見た目はミニ食パンのよう。バター感しっかり。底の角砂糖は焼き溶けてキャラメリゼ気味に仕上がっていて、一緒に頬張ると甘さとコクがちょうどよく調和します。

よもぎ

相模湖の「すどう農園」で手摘みされた若芽のよもぎを使った、もちもちのパン。生地には米油を使用しているとのことで、しっとり、もっちりとした弾力のある食感。

香りは上品で、よもぎ独特の苦味はほんのり。どこか漢方のような奥行きも感じさせる、落ち着いた味です。緑茶との相性もよさそうな「大人のよもぎパン」。

まとめ

全体の印象としては、「日常にありつづけたい、ちょっと上品なパン」。それぞれが主張しすぎず、でも記憶に残る味わいでした。どのパンも、素材の持ち味をそのまま活かしたような、やさしくて丁寧な作り。店の世界観、食材へのこだわりに、芯の通った一貫性を感じました。

ごちそうさまでした!

  • BE20 450円
  • クルスティヨン 250円
  • よもぎ 250円
    ※税込・来店時の価格です

ダンディゾン (Dans Dix ans)

【住所】東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-2 B1F
【電話】0422-23-2595
【営業時間】11:00~18:00
【定休日】火曜日・水曜日
https://dansdixans.net/
https://www.instagram.com/dansdixans2003/

※記事公開時点の情報です。最新の営業時間・定休日などは来店前にご確認ください

(マコト)

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