2026.3.26 訪問
ベーカリー紹介
沖縄パン屋巡りの旅、1店舗目に選んだのは読谷村(よみたんそん)にある「パン屋 水円(すいえん)」。パン好きに人気の、沖縄を代表するベーカリーのひとつです。
2010年にオープンした水円は、自家製酵母とレンガを組んだ石窯を使って焼き上げる力強いパンが特徴。店主の森下さんは沖縄の天然酵母パンの先駆者である名店「宗像堂」で5年間修行を積まれた経緯をお持ちです。名店のDNAを受け継ぎつつ、読谷の自然に寄り添うようにして生まれるパンたちは、ただお腹を満たすだけでなく、その土地の空気ごと味わうような贅沢な体験を届けてくれました。
お店は読谷村の座喜味城跡(ざきみじょうあと)からもほど近い住宅街の中。那覇空港からだと、車で国道58号線を北上して1時間強でしょうか。少し離れた通り沿いに駐車場がしっかり完備されているので、レンタカーでの訪問も安心です。駐車場からゆるやかな坂を登っていくと、深い緑に囲まれたお店がありました。
到着したのは開店の10:30より少し前。お店の入り口には、ロバがデザインされた印象的な木彫りの看板「suien」が掲げられています。庭先にはテラス席があり、開店を待つ間、お店の周りを散策したり、テラスでまったりと過ごさせてもらいました。
時折、スタッフさんのお子さんでしょうか、元気いっぱいに店の周りを走り回る姿が。店内からは開店準備を整えるスタッフさんたちの和気藹々とした声が聞こえてきます。庭に流れる、どこまでも穏やかな朝の時間。開店時間が近づくにつれてお客さんが集まってきました。
木の温もりに包まれた店内
高い天井にむき出しの梁、素朴な風合いの壁、アンティークなランプ。焼きたてのパンの香りとともに、独特の空気が出迎えてくれます。
カウンターの上や棚には、焼き上がったばかりのパンたちが並んでいます。自家製天然酵母はオープン以来掛け継いで使用しているそう。
開店後も奥の厨房から続々と焼き上がったパンが陳列されていくので、朝食選びが悩ましい限り。
パン以外の焼き菓子も豊富でした。
パンのレビュー
今回は、店内のイートインスペースでゆっくりといただくことにしました。
パンを3点、クラムチャウダースープ、カフェラテを注文。
プレーンチーズパン
表面の焼けたチーズがカリッと香ばしく、食欲をそそります。生地の表面はほどよいヒキがあり、中は驚くほどむっちり、もちもちとした食感。中にはチーズがたっぷりと練り込まれていて、非常にジューシー。噛みしめるたびに、チーズの旨味とほのかな酸味が広がります。
あまりにマイルドでコクがあったので「クリームチーズも入っているのかな?」と思いスタッフさんに聞いてみたところ、シュレッドとブロックのモッツァレラチーズを入れているだけとのこと。おいしい。
バナナとココナッツのパン
高加水の生地には表面がもちもち、バナナが練り込まれているためか独特のむっちり感があります。口に入れると、ココナッツのやさしい風味がふわっと鼻を抜けていきます。
バナナの自然な甘みとココナッツの南国らしい香りが、沖縄らしさを感じます。ふんわりやさしい食感。
黒糖の蒸しパン
伊平屋島産の黒糖を使用。黒糖のほんのりとしたやさしい甘さ、お餅のような食感。
これだけでも十分おいしいのですが、お皿に添えられたラム酒漬けのレーズンとクリームチーズのディップをつけると、一気に大人の味わいに変化します。
野菜たっぷりのクラムチャウダー&カフェラテ
パンのお供に選んだのは「野菜たっぷりのクラムチャウダー」。ズッキーニ、にんじん、パプリカ、じゃがいも、あさりがと入っていますした。野菜の甘みが溶け出しており、しつこさがなく、スッと体に染み渡るおいしさ。しっかりと効いた胡椒と程よい塩味が全体を引き締め、パラリかけられたハーブの香りが爽やかなアクセントに。
添えられた黒糖自体がとてもおいしく、一口クッキーとともにじっくり味わいました。
まとめ
「パン屋 水円」は、パンが生まれる場所の空気感まで味わえる実力派ベーカリー。じっくり丁寧に作られたパンを堪能。スタッフさんがみなさん笑顔で接客してくれたのも印象的でした。庭の緑や店内の静かな時間を含めて体感して欲しい、そう思える素敵なお店でした。
ごちそうさまでした!




- プレーンチーズパン 330円
- バナナとココナッツのパン 330円
- 黒糖の蒸しパン 340円
- 野菜たっぷりのクラムチャウダー 850円
- カフェラテ 600円
※税抜・来店時の価格です
パン屋 水円 (bakery SUIEN)
【住所】沖縄県中頭郡読谷村字座喜味367
【電話】098-958-3239
【営業時間】10:30~17:00
【定休日】月・火・水
Instagram @suienmoon
https://suienmoon.com/index.html
※記事公開時点の情報です。最新の営業時間・定休日などは来店前にご確認ください
(マコト)






















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