2023.11.25 訪問
2023年のシュトレンは…「下田流」
「今年のシュトレンはどこで買おうかな〜」…冬のお悩みのひとつになりました。2年連続でスタンダードなシュトレンを楽しんだので、今回は創作系のシュトレンを食べてみようかな。
ということで、東京都板橋区・高島平にあるベーカリー「下田流」まで行ってきました。2023年3月にオープンした、独創的なパンが評判のお店。オーナーの下田さんは、同じく板橋区にある人気ベーカリー「ブーランジェリー ケン」で修業した経験を持つパン職人です。
都営三田線・高島平駅から徒歩7分ほど。途切れないお客さんの列に並んで、シンプルな店内に入ると、すぐ右手のテーブルにシュトレンが並んでいました。
下田流・毎年恒例の「花椒のシュトレンエピス」。その奥には今年の新作「キャラメルナッツのりんごのシュトレン」も並んでいます。りんごのシュトレンも気になる…。
花椒(ホアジャオ)は中国料理に使われる山椒の一種で、ピリっとした刺激と、爽やかな香りが特徴のスパイス。いくつかの気になるパンとともに、お目当ての花椒のシュトレンを購入してお持ち帰り。
ピリウマ!「花椒のシュトレンエピス」
下田流・公式Instagramに、シュトレンについて下田シェフから詳細な解説が投稿されていたので引用します。
2022年の下田流のシュトレンが完成しました。今年も花椒のシュトレンエピスになります。去年よりグッと美味しくなりましたので少し語らせてください。
シュトレンは熟成させて味の変化を楽しむものだと思っていて、下田流ではライ麦パンの考え方が根底にあります。ライ麦のサワー種を使い保存性、感じない程度の酸味とその変化を楽しめるようにし、2種類の発酵種を加えました。生地には砂糖を加えず相性の良い蜂蜜を使用しております。
スパイスはクローブ、オールスパイス、赤山椒、シナモン、カルダモン、ブラックペッパーと6種類。イチジク、クランベリー、ゆずに赤ワインと共にしっかり漬け込みました。ナッツはピスタチオとしっかりローストしたクルミとアーモンドを選びました。外側には花椒シュガーをたっぷりと塗して心地良い痺れが残り、チョコレートが隠れて仕事しています。
スパイス•ライ麦•赤ワイン。そんな三つのマリアージュを楽しんで頂けたらと思います。
Instagram
この「こだわり」が下田流! さらに今年は昨年よりも、フルーツを大幅増量したり、花椒シュガーが多めにコーティングされていたりと改良されているそうです。
砂糖に包まれたシュトレン、包装から取り出した瞬間、華やかな香り。
カットしてみました。大きめのイチジクをはじめとしたフルーツ、アーモンドやクルミなどふんだんに入っているのがわかります。
実食。店頭に並んだ時点で熟成された状態だったようですが、家でも時間を置いたので、さらに旨みが増している。花椒は辛さはあまり感じませんが、あとから少し舌が痺れるような感覚。フルーツと隠し味のチョコレートの甘みも相まって、複雑な大人の味。
数日かけてじっくり堪能していきます。後日、赤ワインを買ってきてみましたが…これがまた合う。
まとめ
2023年は「下田流」の創作シュトレン「花椒のシュトレンエピス」を楽しみました。オーソドックスなシュトレンとはまた違った、ピリアマで独創的な味わい深さ。根強い人気も納得の逸品でした。
ごちそうさまでした!
(マコト)
過去のシュトレン
- 花椒のシュトレンエピス 3150円
※税込・来店時の価格です
下田流
住所:東京都板橋区高島平7-26-4
営業時間:7:30~17:00(売り切れまで)
定休日:月曜日・水曜日・金曜日
https://www.instagram.com/shimodaryu
※記事公開時点の情報です。最新の営業時間・定休日などは来店前にご確認ください
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