2024.12.28 訪問
ベーカリー紹介
東京・八幡山にある「San ju san」(33 / サンジュウサン)に行ってきました。2024年のパン屋巡り納めです。
台湾出身の店主さんは最初暇つぶしにパンを焼き始めたのだとか。その後神奈川・藤沢の「マダムルージュ」などで修行し2022年11月にオープンしたお店。勉強熱心な店主さんは、今でも中国や韓国、シンガポールなどの海外に研修を受けに行ったり、数々のパン屋さんとのコラボを開催したりと、とても精力的な女性です。
オープン当初よりSNSを見て興味が湧き、昨年の世田谷パン祭りで初めて食べてみました。他のパンも食べたくなって、ついに来店したのでした。
場所は京王線・八幡山駅から徒歩で4〜5分ほど。甲州街道沿いにあります。
この日は2024年最終営業日で朝からずっと行列だったようで、お客さんの列はお店の外まで続いていて10人以上並んでいました。
厨房がよく見える店内。平棚に並ぶパンは高加水でハード系の生地が多め。店内に入れたのは午後1時くらいでしたが、パンはかなり売れていてサンド系はほとんどなかったです。もっと早くいけばよかった…(San ju sanの年内最終営業日でした)。
パンのレビュー
唯一あったサンド含め、3点選んでテイクアウト。
農家ベーコンサンド
1cmほどあるぶ厚くて大きなベーコン、たっぷりのほうれん草とガーリックベシャメルソース、スライスしたカンパーニュの上に乗せたオープンサンド。ずっしり重い。
San ju sanの魅力は材料を惜しみなく使うこと。まさにこのサンドにその魅力が感じられました。ほうれん草もベシャメルも、ガーリックも、そして肉厚なベーコンもドーンと使われていて「むふっ」と心の声が漏れます。お酒にも合いそうな濃いめの味で食べ応え充分過ぎるくらい。
バラとフランボワーズ りんごサンド
ソフトに焼かれたハード系生地のパン。かわいいピンク色でフランボワーズの香りが漂います。フランボワーズとバラのコンフィチュールとクリームチーズ、皮ごと甘く煮たりんごが挟んであります。
パン生地自体は甘くなく、中に挟まっている素材の甘さでいただく感じ。クリームチーズが全体のバランスを保っていると思いました。味の濃さは何となく異国を感じるかも。
スパイス ロデヴ
ハーフサイズを購入。ロデヴ生地に本格的なスパイスカレーのペーストとカシューナッツを練りこんであります。
生地は高加水でモチモチ。このまま食べてもおいしいけど、2分ほどリベイクしていただいたらスパイスの香りが一層立っておいしい。鼻に抜ける香りでやられました。次の日、チーズを乗せて焼いてみたら、最高の組み合あわせに。
まとめ
やはりどのパンも個性的で手の込んだパンは、思いっきりモリモリ食べたい時にピッタリ。お客さんに満足してもらいたいとの思いが感じられました。きっともっともっと進化してくのではと思っています。また来店できることを楽しみにしたいなぁ。今度はもっとサンド系が充実している時間に伺おう。
ごちそうさまでした。
- 農家ベーコンサンド 700円
- バラとフランボワーズ りんごサンド 400円
- スパイス ロデヴ½ 480円
※税込・来店時の価格です
(ナオ)
San ju san (33 / サンジュウサン)
【住所】東京都世田谷区上北沢4-34-12
【電話】090-6499-0033
【営業時間】10:00 ~15:00 (売り切れ次第閉店)
【定休日】月・火・水(SNSにて要確認)
https://www.instagram.com/sanjusan1119
※記事公開時点の情報です。最新の営業時間・定休日などは来店前にご確認ください
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